株式会社ティーアンドエスとは債権回収株式会社ではないのですが、個人の方の他社の債権買取（債権譲受）業務を行っており、主に元ＣＦＪ合同会社が引き継いだ会社（ディック、アイク、ユニマット、タイヘイ、マルフク）やアエル（日立信販、ナイス）、ベルーナ、クリバース、オリエント信販、日本プラム、ニッシン等（経験上主なところです）にお借入れのお記憶があれば、譲受会社であるティーアンドエスから請求が来ていることになります。

Ｓさんは約1２年間放置しており、この度ティーアンドエスより「訪問予告通知」という書面が送られてきたとのこと。内容と確認してこれは早急に解決する必要があると思われて、当所にご連絡をいただきました。お手元に書面があるという事でしたのでご本人様に確認すると

約1２年の間

• ティーアンドエスに支払っていない
• ティーアンドエスと話していない
• 裁判所から書面が来たことはない。当然裁判をされた記憶もない

というお話でございましたので、ティーアンドエスに時効援用できる可能性が高いとご説明し、当事務所と契約取り交わし後、ティーアンドエスに対し消滅時効援用書面を内容証明郵便で送達、２週間後には当所にティーアンドエスより時効援用を認める旨のＦＡＸが送信されてきました（横画像参照）。

尚、この方からご依頼をいただいて内容証明郵便を発送後、ティーアンドエスが受け取る前日に裁判所より、訴状がご本人様のもとに到達しました。但し、内容証明郵便を受け取ってティーアンドエスが時効援用を認めておりますので、後日裁判所よりご本人様に訴えの取り下げ書が届いた連絡が来ました。

このティーアンドエスに関しては、債権買取業務についても違法では？？という問題もありますし、実際に訪問を受けたことのあるご相談者様からの情報ではネットコミュニケーションズという会社がティーアンドエスに変わって訪問して来るようですので、中々ややこしい業者とも言えます